1.プロジェクトの目的と背景
M&Cプロジェクトは、E&Cプロジェクト(共用品ネットの前身)カード班の活動を引き継いでいるプロジェクトです。
具体的には1.触覚によるカード識別方法(セルフマーク)の標準化、2.触覚による紙幣識別の研究と提案の2つを大きな活動の柱としています。
カードや紙幣といった金銭に絡むアイテムが、目視で確認する以外では識別が難しいということ。このことは目の見えない人々の社会進出や自立を妨げかねない問題です。そしてこれら一番不便さを感じている人々の立場から考察し、共用品的な解決を生み出すことは、全てのユーザーの利便性向上=ユーザー層の拡大に繋がると考えます。
現在私たちが提案したセルフマークは、T.I.M.という名称で国際規格(ISO)化される最終段階に入っています。よって今後はT.I.M.が多くのカードで採用されるよう関係各所に働きかける活動も必要となるでしょう。
2.2006年度の活動内容
・IDカードにエリアを設け、触っただけでカードの種類や、発行者、所有者を識別できる案=T.I.M.の国際規格化を後押しするため、同案を検討する委員会へのオブザーバー参加などを行いました。
・カード、紙幣を視覚障がい者がどのように利用しているか、現時点での利用実態を知るためのアンケート調査を立案、実施しました。
・10月に京都で行われた「第2回国際ユニヴァーサルデザイン会議」にて、E&Cプロジェクトの頃から今までの、カードへの触覚識別に関する成果を発表しました。
3.今後の活動目標
・T.I.M.の規格化の動きを引き続きサポートしていきます。
・実際に日頃持ち歩く様々なカード(キャッシュ、クレジット、保険証など)にT.I.M.が採用されるよう、各所に働きかけていきます。
・2006年度に行ったアンケート調査を取りまとめます。
・現在、国内で流通している紙幣の問題点を考え、共用品としての紙幣のあり方を研究していきます。
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